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(ときどき)個展deスカイ!

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2008年 06月 09日

近づかないに限る(改訂)

何に近づかないかは、分かるでしょう。
奇っ怪な衣装、奇っ怪な化粧、奇っ怪な踊り…
んなものは札幌市民は好みませんよ。

で、近美の北海道の水彩画と常設ギャラリーへ。

繁野三郎さんはじめ北海道の水彩画を筆者は、軽快早描きと思っていたが
そう決めつけるのは間違いだった。
重厚な色の重ね方から推察するに早描きではとうていなしえない作品だ。

今回、私の学生時代に道展に出していた円山公園を色彩豊かに現した
秋の情景なども、絵を描かない人は分からないかも知れないが、重厚な色を
一発で置いたのではなく(もちろんその部分もあるが)考えながら重ねたものだ。
色を置く前に別の紙で試行錯誤して最後に描いたものだと見て取れる。

白江正夫さんの『さいはて(道北)』はぜひきちんとした保管場所で永久保管して欲しい。
やっとクーラーがついただけの小樽美術館の作品保管庫では不安だ。
出来れば、各地の美術館が共同で作品保管場所を確保して欲しい。

家の近くの稲西高校が統合するので、多分売却方針だろうから
そのあと利用として改修し使用するよう知事や道議会議員さんは考えて欲しいなあ。

学校の設備は教室が独立しているので保管庫としては整理しやすく使いやすいはずだ。
何より建物がまだ新しいので改修費用も安くつく。
小樽美術館や夕張市美術館の作品を保管するにしても、
貴重なコレクションを保管するのは財政的に相当な無理がある。
道が廉価な使用料金で公的美術館に収蔵庫をレンタルするのなら
税金の有効な使い方だろう。こうすれば、各地の美術館が法人化したとき
作品の所有移転も防げる。目録も整備できるし。

近美の作品鑑賞中、ワイフは小説片手にカフェ市田でゆっくりコーヒーを飲んでいたことは
うらやましい。
その後、宮の森の秘密のお蕎麦を堪能し、リフレッシュした休日だった。

夜、キャンバスに下地を施した。今回はアクリル下地だけで堅牢にして4回くらい重ねる予定。

<不穏当な表現がかなりあったので改訂しました>(本音でしたけどね)

by kotendesky | 2008-06-09 01:14 | ギャラリー放浪記


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