2007年 11月 11日
まあ、私は年中下地と格闘しているという状態です。 キャンバスを水平に置けるスペースが必要です。100号になるとケッコウしんどいです。 こういう状態でジェッソをキャンバスに擦り込むように下地の第一段階を施工します。 つぎに、瑚粉と固着力の強い水性塗料を混ぜて大ざっぱにナイフで盛り上げます。 こんな感じです。 このままでも雰囲気はありますが、今回はこの上から水と刷毛でならします。 さらに生乾きのうちにスプレーで均一に水を吹きかけて刷毛目を消します。 今回は平滑な面を欲しいためにこうしました。 水は一定の厚さになると表面が極めて水平に保持されます。そのうちに下の塗料とわずかに混ざり合わさり、最終的には平滑な面に近づきます。 これを満足がいくまで繰り返します。 作家によって、下地は秘密の要素があるものです。昨年の経験から下地処理で油絵の7割は雰囲気が決まるという実感がありました。
by kotendesky
| 2007-11-11 16:14
| (七転八倒)制作記!
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