2006年 08月 28日
最近、車の運転が億劫になって、小樽や札幌駅周辺にはJRを利用しています。 27日は小樽へ。 「ほしみ」から乗車すると銭函駅からは海の景色を観ながら張碓、朝里、船浜町など絵になりそうな景色を通過します。小樽築港を過ぎると南小樽から小樽までは本日お目当ての小川清さんワールドが続きます。 小樽駅に到着すると、改札口をでる前に3,4番線ホームに上がります。 目指すはトドの剥製ではなくその後ろにある『小樽ステーションギャラリー』です。 ここは雰囲気がものすごく良いところです。入場無料。窓からは駅コンコースが見下ろせます。 今回は旭山動物園ポスターでおなじみの動物写真家の今津秀邦さんです。 その後、一路市立小樽美術館に徒歩で向かいます。残暑の日差しは相当強く水分補給は欠かせません。 本日は、小川清・鈴木吾郎展の鑑賞です。 美術館を入ると向かい側の壁にいきなり「小川清さんの『雨後の路地』」が掲示されていました。 数ヶ月前に朝日新聞で作品紹介がされていました。 その左側は鈴木吾郎さんの等身大ブロンズです。 コンコースの派手な演出は今後2年間で小樽ゆかりの作家の連続展を開催するという意気込みが感じられます。 展示室は撮影禁止なので作品は図録を購入するのが良いでしょう。 小川さん、鈴木さん共に一冊1200円の安価でそれぞれA4版40ページのしっかりした図録が用意されています。編集は同館学芸員の星田七重さんです。彼女は学芸員としてこの美術館の中心的存在です。今後もますますの活躍を応援しています。 この図録の印刷は中国でなされたもので、以前別の作家に聞くところによると日本国内で印刷するより相当安価に出来るそうです。中国や韓国の個展では作家個人の図録を作って配布するというのが習慣のようです。日本とは随分と様子が違うなあと思います。 もちろん小樽美術館の展示は迫力あるものです。 3階の市民ギャラリーの水彩個展と写真グループ展も見応えがあります。 上の写真は、美術館の山側の手宮線跡からのポプラの大木です。 いつか絵に描きたいと思っております。 私の小樽美術館訪問は月に一回定期に行っております。 美術館の後は大抵駅前の旧ステーションホテル一回の『ロートレック』で美味しいコーヒーを堪能するという習慣です。 ここのコーヒーはむかしとちっとも変わらず上質な豆を自家焙煎で提供しています。コーヒーの芳香がこれほどのものは他の店にはありません。それでいて価格はリーズナブルです。 カウンターのマダムやマドモアゼルはいつも美人です。我が家では普通『美人のコーヒー』と呼んでいます。 本店のマリーローランサンもおすすめです。こちらでは焙煎やケーキを焼く工房も兼ねています。 帰りの電車は大抵がら空きで、好きな席に座れます。左側の座席ですと海の見える石狩湾一望のしばし観光が出来ます。
by kotendesky
| 2006-08-28 01:45
| ギャラリー放浪記
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