2006年 05月 05日
山岸せいじさんの個展に行ってきた。 場所は旭が丘のギャラリー門馬。本館とANNEXに作品が並べられている。 アネックスの細長い会場の写真をアップする。 白い廊下のような空間に作家は様々な表現をする。 今回、山岸さんはその空間を時空と見立てた時の流れを表現する写真を連続した作品を発表した。 一枚1.8メートルの透明アクリルの帯を6枚。10メートルに渡って流し撮りのような写真をつなげた。 それぞれは、車の中にカメラを固定し、窓からシャッターを切った作品である。スロウシャッターのため、背景が流れて一枚の写真の中に時間が固定されている。 最初のコピー機を使った作品の連像は、作者の鬼気迫るものがあるのにくらべ、最近のは、緩やかな時間の流れを表現しているようだ。初個展から10年だそうである。その間に流れた時間の積み重ねが作者の人柄に反映して極めて落ち着いた雰囲気に結晶した様に感ずる。 ツヅクコト 愛(カナ)シミノ果テ 何処(イヅコ)ナレ 宙(ソラ)ノマバタキ 時ヲ待ツナリ 冒頭の作品に添えられた「誌」である。
by kotendesky
| 2006-05-05 00:00
| ギャラリー放浪記
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