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(ときどき)個展deスカイ!

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2012年 02月 18日

ワーゲン ゴルフ トレンドライン

ワーゲン ゴルフ トレンドライン_f0019379_2136450.jpg


ワーゲンの車を乗り始めて14,5年経つ。
最初は国産に比べて電気系が弱い。修理に金がかかる。車検が高いなど
ワーゲンでなければならないという理由は感じなかった。
いろいろな車に乗ってきて、国産車の限界というか安全性に疑問を持っていたので
ちょうど買い換える事情もあって、ワーゲンのヴェントというゴルフのセダンを選んだ。
外国ではジェッタで呼ばれているが、日本では商標の関係からか一時的にヴェントと呼ばれ
次にボーラと呼ばれた車である。現在はこのクラスのセダンは日本にはない。

そのセダンに13年ほど乗って特徴が見えたので、冬道に強い新型ゴルフコンフォートラインに乗り換えた。
これは1400㏄のエンジンにターボチャージャーが付いている。
まず、発進はFFだがトラクションコントロールと左右デフロックが自動で効くのでスムーズに
出る。若干滑るが一瞬にして自動的な横滑り対策が働く。
どれだけすごいかというと、てかてかの小樽の坂道で発進できるというと一番分かりやすい。
しかも、わざとバックで坂道発進を試したが何の問題もなかったというほどなのである。
正直、これほどまでは期待していなかったが、試乗車を何日間か与えられて試したところ、
セールスマンの言ったことが本当だったことが分かった。ワーゲンは燃費の良いFFにこだわり
4WDよりも機構が複雑なスタビリティーコントロールで問題を解決したことが好感が持てる。
これは何を意味するかというと、環境負荷が少ないというエコロジー車なのである。
もう一つの特徴はトルクコンバーターを使用しないDSGという変速機能がついていることだ。
これはマニュアルトランスミッションに近い自動変速機構で、DSG(ダイレクトシフトギアーボックス)のDは
DCT(デュアルクラッチトランスミッション)システムのデュアルクラッチのことである。
少し専門的すぎるが、ふつうのATよりは優れた自動変速機構といえる。それでも、国産車では
機構がシンプルなECTが進化してきて居るので厳しい技術競争ではある。

さて、ゴルフトレンドラインである。今回試乗することが出来た。
これは1200㏄のエンジンにターボを組み合わせて発進からターボラグを無くしている。
というか1200㏄のトルクのない状態をアイドリングの850回転から発進のひと転がしにして
ターボの効きはじめる1200回転くらいからフラットなトルクカーブにチューニングしているエンジンだ。
だから、違和感なく発進から加速までつなげる。
感覚的にはメーカー公表が1800㏄なみというが実際には2000㏄以上の安定感と加速フィーリングだ。
自分の好みからは愛車の爆発的な1400㏄ターボより試乗車の1200㏄ターボの方が街中では
スムーズに感じる。これは1400の素(す)のトルクがありすぎるためだと思う。1400のターボ領域では爆発的である。

変速機構は、冬道の下りはATでは怖いものだが、DSGだと、7速のすべてでマニュアル操作ができるので、
減速の時にマニュアルにして(瞬時に出来る)5速→4速とエンジンブレーキを用いると滑らない。
前の車が急停止するときなど3速だと十分に前のめりになるほどエンジンブレーキがきく。これは通常は
使わないが、いざというときにこれがあると安心感がある。フットブレーキは補助的に使うくらいだ。

安全装備は前席エアバッグ+サイドエアバッグ+カーテンエアバッグ+運転席ニー(膝)エアバッグ
合計9エアバッグという装備である。この9個は国産車ではレクサスでも無い設定だろう。
ボディーは定評あるレーザー溶接を多用した剛性の高いシャシーだ。
ボディー腐食は国産車に比べて2倍の耐久性はある。
また、修理費が高い、車検が高いといわれているが、修理費は10年間くらいはほとんど故障しないので
かからない。車検は特に故障がなければ輸入車お断りだった安い車検でもゴルフなら対応できるところが
増えている。特にトヨタ系の部品が調達できるところはまず問題ない。

気になる価格はゴルフトレンドラインブルーモーションで264万円である。
プリウスの価格帯に入る高燃費車種として検討に値する一台だと思う。

by kotendesky | 2012-02-18 22:48 | 冗舌亭日乗


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