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2011年 03月 30日

被災者の支援法

参議院議員の桜井充さんのメールマガジンに
次のような紹介があった
(引用開始)
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「被災者生活再建支援法による支援金」と言う制度があって、
住宅が全壊した世帯には、お見舞い金100万円が支給されるのである。
さらに、350万円まで生活費を借り入れられる制度もある。
この場合、最長で5年間借入金の返済を猶予される。このように
制度は用意されているのだが、私たちを含めて、制度を十分理解
していないので、被災地の皆さんの不安が強くなっている。

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(引用終わり)

こういった制度は仮設住宅や、公共住宅に入居した後に
必ず必要となる資金だけにこういう制度があるんだよと言う
知識を持っていると、被災者の皆さんの大きな支えとなる。
既存の制度を足がかりに新たな生活を始めながら、地震保険による
共済を受け、長い道のりだが再建を図って行くものだろう。

身近な信頼できる議員などに相談すると解決策が開けるものでもある。
橋渡しは出来ます。
被災者生活再建支援法


問題にはかならず解決策はある
というのが、日産のゴーンの言葉だ。
リーダーシップというものは不安を解消することだろう。
その上で強く引っ張って行くカリスマ性が組織を牽引する
条件だと思う。
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by kotendesky | 2011-03-30 00:23 | 最新情報
2011年 03月 24日

放射線被曝ーー解説

自治医科大学の菊池透さん。
この方の解説はとてもわかりやすく、信用出来ます。


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by kotendesky | 2011-03-24 01:17 | 最新情報
2011年 03月 17日

山本雄三  <祈り>2009独立展

祈り-温もりに包まれて

この絵を解釈する上でキリスト教の絵画におけるシンボルを知っているとより意味が理解できる。
この絵の最大の特徴はパネルの四隅を小さなパネルで仕切り、全体を十字にしつらえている。
四隅の小さなパネルはキリスト教で重要な意味をもつ鳩の飛翔であり言うまでもなく平和の象徴あるいは
祝福の意味である。その示す先は女性の体の中心であり同時に画面の真の中心である。
画面の左右の百合は純潔を表す白い花が描かれており、向かって右は開花状態で左は少し枯れた状態である。
赤子のためのゆりかごの中のリンゴは描かれるシチュエーションにより意味が異なるようだが、この場合は
赤い色と置かれた場所からすると祝福あるいは幸福を表すものだろう。
中央の女性は懐妊しており新しい生命を慈しみ誕生を待ち望んでいる。少しの不安をはらんで…

シンボルが表す意味は説明的で直截の度合いが強くそのままの解釈で良いと思うが、
全体の背景は暗く沈んでいる。その意味は不安な世の中にあり、その中から新しい誕生を待ち望む
希望の意味合いが強い。
基材は綿布で、ジェルメディウムで固着されており画材はミクスドメディアとなっているからアクリルの上に
油彩を施しているものだろう。
左右の百合を受け持つのは描かれた限界の台座である。この描き方も画題のはかなさと不安さを
意味するものだろう。

絵画表現というものは作品の全体を貫く主調を軸にその意味を強化して行く作業だから誕生をとりまく
祝福の表現をとおしてタイトルになったものと思われる。

この絵は2009年の損保ジャパン秀作賞を受賞した。

なお、この作品はパネルまでが作品ではなく周囲の箱形の枠までが作品である。
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by kotendesky | 2011-03-17 20:34 | ギャラリー放浪記
2011年 03月 13日

汚染と除染

放射性のチリを全身に浴びたり吸入したりすると、普通の放射線被曝に比べて
非常に危険だ。
今回のは量が少なくそれほど問題になるような汚染状況ではないが、病院でラジオアイソトープ検査などで
汚染すると、衣類や毛布などを管理区域で保管し、体を洗わないとならない。
今回は核燃料であり長期の半減期だから、衣類などは廃棄し、シャワーで体を洗い、
母乳などはある程度検査をしてから飲ませる必要がある。
可能であれば、母親が放射能を吸い込んでいて濃度が高ければ母乳はあきらめた方がよいだろう。
ただし、放射能は自然界にも存在し通常の放射能濃度の母乳は授乳が可能だ。

こういう事故が起きると、危険性を強調されるが危険性というのは原因の相対的な考え方が必要で
日常の危険性に関して無視できるようなレベルであれば心配がない。
簡単に言えば、日常の発ガン物質の飲食による摂取や交通事故の危険の確率など、人間の生命に
危険を及ぼすファクターと比べて有意な危険性が上回るときにはじめて危険だと言うべきであろう。

交通事故で死亡する確率は年間5千人くらい死亡しているから人口10万人に対して5人。負傷者は94万人
だから10万人に対して940人。
ガンによる死亡者は年間29万人。人口10万対で290人か。

福島原子力発電の事故対応は想定した事故以上のインパクトが原子炉に与えた損傷にしては
制御できている方だと思う。
ただ、計画停電に至る事態は、発電の一極集中はきわめて愚作であると証明されたようなものだ。
北海道はどうしましょうか。
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by kotendesky | 2011-03-13 23:39 | 冗舌亭日乗
2011年 03月 13日

計画停電

東京電力は14日から計画停電を実施。
これは病院はこまるなあ。
画像診断は全然出来ない。電子カルテが使えないので外来診療がかなり制約を
うける、
薬品の保管が大変な対策が必要。
画像をネットワークで電送している病院では、手術室や病棟で画像を観察しようとしても
出来なくなると思う。
外来診察室から医師が画像を診るために放射線部に出向かなくてはならない。

コ・ジェネで電力の3分の1くらいは供給できる病院があるが、大型画像診断の実施は無理だろう。
それらは、停電時間以外に集中するひつようがあるが、日中に4時間ほど停電されると、緊急時の
検査は無理だ。

時期は『当面のあいだ』と言われている。
当面のあいだ?
『当分のあいだ』か『当面』が正しい日本語。
『当面のあいだ』という言い回しは2,3年前から出てきた日本語だが
NHKはじめ新聞各社が普通に使い始めたようだ。
NHKと主要新聞各社が日本語の公用方法を左右する。
正しい日本語というものはもはやなくなるというのが、実感だ。
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by kotendesky | 2011-03-13 23:22 | 冗舌亭日乗
2011年 03月 03日

昨今のアクリル絵の具の事情④

アクリル絵の具には、昨年(10年)リキテックスプレミアム絵の具が登場した。
これは基材であるメディウムの透明度が飛躍的に増したものだ。
すなわち水に溶いた状態でも乾燥後の色味がよくわかるというもののようだ。
随時プレミアムのメディウムを揃えるとのことだ。

じつは、アクリル絵の具の最大の欠点がこの色味のくすんだ状態すなわち白っぽい鹸濁状態と
乾燥後のギャップが大きいことだったのだ。
油彩でも水彩でも作家は白っぽい絵の具で経験から色味を調節して乾燥後を想像しながら描くが
アクリルは特にそのギャップが大きいのだ。その辺の改良を最近になって行った。

作家の事情から言うと乾燥をもっと遅くしてほしいが、その辺は乾燥を遅らせるメディウムで
勘弁してくれといっているようなので仕方がないが、日本画的な描き方で微妙な薄塗りを何層も
重ねるときは、透明な基材だとうれしいなあと思う。
早くプレミアムのメディウムを揃えてほしいものだと思う。

最近の絵であれば、佐藤武さんの絵のようにグロッシーな絵肌の繊細な表現に適した絵の具が現れたと言えるのではないだろうか。
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by kotendesky | 2011-03-03 00:07 | (七転八倒)制作記!
2011年 03月 02日

昨今のアクリル絵の具の事情③

アクリル絵の具は、言ってしまえばボンドのような接着剤に絵の具の顔料が混ざっているものだ。
顔料はすべて合成樹脂顔料であり、環境に負荷をかけにくい。
そのため、顔料そのものの輝きや持ち味では美しい画面は作れないので、様々なメディウムを
駆使することで表現を幅広くする必要がある。

アクリル絵の具はアクリリック・ポリマー・エマルジョン。
接着剤のボンドは酢酸ビニルエマルジョンである。
エマルジョンというのは水で溶ける状態すなわち鹸濁(けんだく)のことを言う。
水分を乾燥させれば本来の樹脂状態となり水をはじく。
ただし、酢酸ビニルは若干の水分重合がある。(つまり戻ること)

鹸濁(けんだく)の鹸は石鹸の鹸で油と水をエマルジョン状態にしているからである。
これも完全に乾かすとなかなか溶けない。
長い間放置されていたカラカラの石鹸を使おうと思ってもうまく溶けないことはよく経験する。

アクリルは乾燥すると水に溶けないとよく言われるが、リキテックスのグロスポリマーメディウムや
グロスバーニッシュは若干のというか化学屋の認識としては相当の水吸収がある。
そのため、乾燥後に加筆したり上描きに水性絵の具を使うときは便利なメディウムである。

これらは、上描きに油彩を施しても違和感なく描ける。
細かいことを言えばアクリルに油彩を重ねるのは御法度と言われるかもしれないが、
実際にはそれを行っている作家は多い。
むしろ、油彩の顔料の輝きを重ねることで美しい絵肌を作り込めるので、
作品は上品な仕上がりになる。

ともあれ、アクリルを自在に使いこなすにはある程度メディウムの使い分けが必要だと言うことを
押さえておく必要がある。
最近の美大ではこの知識を教えないようだが困ったことである。
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by kotendesky | 2011-03-02 23:42 | (七転八倒)制作記!
2011年 03月 02日

昨今のアクリル絵の具の事情②

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最近はリキテックスから、ステンレスの30センチくらいのペインティングナイフが
売られているので、大画面では非常に便利だ。
このナイフはコシもあり、弾力もあるので自分では気に入っている。

さて、下地が2段階まで来たら、さらに背後空間となる地肌を作り込む。

これには石膏をアクリルのメディウムであるジェルメディウムなどで溶いたものを使うこともある。
部分的に盛り上げるには胡粉が便利だ。これも必ずメディウムで溶く。
すべて、絵の具はメディウムを加えないと強力な固着は得られない。

場合によってはキャンバスの上にさらに布を貼ることもある。しかも50号のほぼ全面に布を貼ると、ふつうの
張り方では剥がれてくる。この場合は布をしめらせて、下にジェルメディウムを用いると堅く貼れる。
何回か練習が必要だが、こういったところは試行錯誤を繰り返すしかない。

パネルに布を貼る技法の絵も多くなってきたが、たいていの場合ジェルメディウムで貼る。
ジェルメディウムは延びやすいので、木の収縮と相性がよい。
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by kotendesky | 2011-03-02 23:06 | (七転八倒)制作記!
2011年 03月 02日

昨今のアクリル絵の具の事情①

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アクリル絵の具で下描きまでを行っている。

ひと言でアクリルといっても、この絵の具は使いこなせば便利だが、
機能をうまく理解できない人には上品な絵の具とは言えない。

まずキャンバスの選択だが、アクリル用として売っているキャンバスは
木枠にキャンバスを張って描く人は100号が限界だろう。
十分に延びないから張りが弱い。
アクリル用で延びるのは最近ではフナオカの廉価版として売っているが、
ジェッソなどで下地を何回もきちんと仕上げないと、品が損なわれる画面となる。
つまり、安価なキャンバスは下地に金がかかると心得ることが必要だ。

自分はフナオカの油彩用A3を主に使用している。このキャンバスは歴史もあり
丈夫で定評がある。ただし油彩専用なので、アクリルで使う場合は注意が必要だ。
自分の場合は透明ジェッソをナイフで刷り込むようにして目地に絡ませる。
この段階が後々意味を持ってくる。すなわちこの繊維に絡んだアクリル樹脂で
最終のすべての絵の具の重量を引き受けることとなる。
自分の画面は下地が厚く重いので後ではがれると悲劇だ。だから基本はきちんと行う。
2段階目は完全に乾燥しないうちに下塗りの上塗りをする。変な表現だが、下塗りを2段階に
行っている。この場合も水はいっさい加えない。ナイフで目地に食い込ませる作業を丹念に行う。
さらに下地は納得できるまで重ねるので、詳しくは書かないが、基本は完全に乾く前に次の作業を
行うということが重要だ。冬で暖房が良いと、次の日には作業を加えないと表面が完全に乾いてしまう。
だから、アトリエはいつも暖房を低くして乾燥しないように気をつけている。
(つづく)
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by kotendesky | 2011-03-02 22:36 | (七転八倒)制作記!