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カテゴリ:(七転八倒)制作記!( 111 )


2008年 10月 21日

通知が来ました

道展から通知が来ました。
入選作は、全く予想していなかった作品でした。
今回は3枚の作品を出品し、一枚の入選を果たしたわけですが
自分で密かにあれが入ったのだろうなあと思っていましたが、実際は
違っていたという案配です。
こういうことは、結構耳にしますが不思議です。
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『冬の声が聴こえる<Ⅱ>』(162.1/130.3 F100)

近景の谷地の描写に最後まで迷ったので次回の作品ではこの点の解決が課題となります。
冬が近づいてくる本当に短い季節の空気感をとらえてみたいと思っております。
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by kotendesky | 2008-10-21 23:24 | (七転八倒)制作記!
2008年 10月 19日

道展に入選!

長い道のりでした。
3年目の今年は、春から個展の準備と、一線美術展に参加させて貰いながら
秋の道展の準備を進めてきました。

ここに至るまでの青春時代からの長い道程を考えると感慨は無量のものがあります。

これまでご支援くださいましたみなさまに感謝申し上げます。
これからも至らぬ作家ではございますがよろしくお願い申し上げます。

今書いていると、早速祝福のお電話を頂きました。
本当にありがたいことでございます。
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by kotendesky | 2008-10-19 15:10 | (七転八倒)制作記!
2008年 10月 17日

搬入

今年の締めくくりは、道展への搬入だ。
とは言っても直接搬入したわけではない。まだ一度も搬入に行ったことがない。
今回も運送屋さんにすべてをお任せした。
直接搬入は、定年退職後だなあ。
今から楽しみにしている。
自分の絵を搬入することは自分の責任であると思っている。
でも、仕事をしなければ絵も描けないし、絵を描く目標がなければ
仕事も楽しくできないだろう。
したがって、道展の会員の皆さんのように自分も仕事を持ちながら
作家活動をして行こうと思う。


追記
風邪を引いたあとに寝られないほどの咳が長引くと思って、先週末に内科にかかったら、
咳だけの症状の「咳ぜんそく」という診断であった。
ぜんそく治療と予防のクスリをもらってきた。
そのような中で、一泊二日の東京行きを敢行した。
無茶な計画だが、クスリのおかげで睡眠は少し出来た。
帰りの深夜便は満席だった。夜の11時を回る到着時刻の飛行機に
子どもを乗せている親が多かったのにはあきれた。
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by kotendesky | 2008-10-17 00:27 | (七転八倒)制作記!
2008年 10月 09日

自分の世界…

『これからも自分の世界を大切に書いて行きたい』

30年ほど前の芥川賞受賞作家の言葉だ。
授賞パーティーで一線級の作家に紹介され、
『頑張りなさいよ』
とお誉めの言葉をいただいた中で
『ふーん、そんなものあるんかねえ』
とある大家に言われて、ギクリとしたという話だ。

けっこう、これは心の中に突き刺さって記憶になった。

自分が作家のはしくれとなって、言えることは
『自分の表現があるのかを探すことをしたい。一生掛けても…』
と思う。

作家は表現の生き物だ。ごく一部の才能ある作家を別にすると
ほとんどは先達作家のまねをして、自分の中で消化しあらたな表現に昇華して行く。
この道程をたどることが一般的だ。しばしば師匠や目標とする先人の表現を借り着して
人前に出て行く。
それはイカン事だと考えながらも、自分の表現の旅の途中には必要な模倣だ。

よく、「人まねでない自分の絵を描こうと思う」という。それはもちろん正論だけれど
自分の世界を確立するまでは非常に長い道のりを要することは言うまでもない。

『少なくとも自分の世界を狭めるようなことをしないでおこうと思います』と言いたい。
あらゆる可能性を経験として獲得することも便法ではあるけれど
魅力的な行為であると思う。
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by kotendesky | 2008-10-09 00:08 | (七転八倒)制作記!
2008年 09月 27日

厳しい日程

道展の絵を描いている。
いつもは7,8月から夏の全国甲子園とともに始まるのだが、今年は個展に合わせて
6月頃から始めた。
それで、2枚の絵は描いたが、個展の最中に最後の一枚を描く約束をした。
その一枚をオールドスタイルで描いている。
折しも、秋風が吹きアトリエの室温は15度くらいになってしまった。
これでは日中の乾燥が悪く、なかなか予定していた作業が出来ないことも多い。
したがって、一昨日から暖房を入れて、なるべく画用液を加えながら色を重ねるという
手法に切り替えた。
加えて、職業病の腱鞘炎が発症して左手を使うことが不自由になってしまった。
最悪の場合手術をしなければならない。

明日は当番日。貴重な休みがひとつ失われる。
それでも今週は金曜日に休みをもらったので体は楽だ。

絵の具が不足してきた。通販で注文する予定。
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by kotendesky | 2008-09-27 01:19 | (七転八倒)制作記!
2008年 08月 09日

ダウン

水曜日の午後から妙に頭が痛かった。
このところ、職場の冷房が効きすぎだなあと思っていたら、3階吹き抜けの部分では寒いくらいだ。
自分では「は虫類」と称して室温26度以下になるととたんに活動量が低下する。
少し、外の気温にならして室内に戻るという繰り返しをしなくてはならない。
以前の職場では居室は冷房を切り、一日中汗をかくという習慣でいたが、多くの人が働く現在の職場では、自分の好みで室温設定をすることが出来ない。

したがって、この夏は白衣の重ね着をするという自衛策を講じている。

本当は、人間は一日に最低一回は汗をかくと良いが、車で通勤し、冷房の効いた職場で仕事をして車で帰るという生活はやはり不自然だ。

列車通勤で帰りは徒歩で30分歩くという暮らしをしなければ、冷房病は治らないと思う。

ついに頭痛がひどくなり木曜日は脳外科でCTを撮影してもらって他の要素を否定し、立派な「偏頭痛」というお墨付きをもらった。
ただこの病気は、薬がないそうだ。冷やさないことと筋肉を緊張させないことが対処療法なのだそうだ。
厄介な病気である。定年まで毎年夏は悩まされるなあ。セーターを着て仕事をしようかと真剣に考えている。
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by kotendesky | 2008-08-09 02:27 | (七転八倒)制作記!
2008年 07月 24日

油彩の下地

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100号の下地です。その背後には120号の絵が隠れています。
今回は個展まで見せません。
というか、公募展搬入まで完成状況は見せられないのです。
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下地の拡大図。
アクリルで絵の大まかなフォルムを盛り上げています。すでにこの段階で画面のどこに何を描くかが決まっています。
ここまで準備すると、絵の具で描くという作業はかなり楽になります。
下地を丹念に施すとマチエールが出来ているので、表現は絵の具に集中できます。
色の深みも薄塗りでも出ます。
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「へーえ、そんなもんすか。」とチーコも言っています。(笑)
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by kotendesky | 2008-07-24 00:15 | (七転八倒)制作記!
2008年 07月 15日

ドライブラッシュ

ドライブラッシュの重要性を認識している。

たとえばアンドリューワイエスがドライブラッシュの技法を獲得した時期と
テンペラを知った時期は画面の充実度がすごく高まった。
とくに、水彩では表現しきれなかった紙の上でのごつごつとした堅牢感や
壁や草原の質感はドライブラッシュでかなりスピーディーにかつ精密になっている。
そして、ワイエスの最終到達点のテンペラは画材を制御する感覚を彼にもたらした。

才能があふれていたワイエスはしばしば水彩の描きすぎというジレンマを
抱えていたようである。それがドライブラッシュの技法とテンペラの画材のもたらした
適度な制御が、精緻で抑制的な表現とうまく響き合って多くの重厚な作品を
成立させたのではないかと思う。

画集と図録を短期間に3冊入手しむさぼり読んだが、その感覚はますます確信となった。

転じて、自作の絵のことになって恐縮だが、油彩でドライブラッシュを用いて下書きをすると、
実に制御がうまくできることにおどろく。
私の油彩の場合は刷毛の絵の具分を別の筆でパレットに絞り落とし、
のこったかすれ状のブラッシュで描いて行く。筆跡が荒れてきたところは
適量のオイルを含ませて表面をならす。
ドライブラッシュといっても油彩の粘性は高いので、布団たたきのように
ぽんぽんと画面を叩いて表現する。
今回の作品は近景と中景にこの布団たたき描法を多く使っている。
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by kotendesky | 2008-07-15 01:34 | (七転八倒)制作記!
2008年 06月 21日

孤独な格闘技 3年目

自分自身が相手の格闘技を続けている。
昨年は、両親の相次ぐ他界、職場の移転統合、人事異動と仕事内容の激変の中で作品を描いた。
途中でもう駄目だと思う日も何度もあったが、なんとか投げ出さずに一枚の絵を描いた。
小品を描くことも仕事だが、大作を描くことは最も重要な仕事だ。

作家という商売は儲かると言うこととは無縁だと思う。
私は幸い日々の職業にサラリーマンを選んだ。だから職業はサラリーマンだ。
しかしライフワークは作家であり、二足のわらじを履いているとも言う。
決して楽な生活ではないが何とか作家活動を続けられるのは辛抱が身に付いているからだろう。

絵を描くと言うこともまた辛抱との長いつきあいだ。
一日に直線一本も描けないこともある。薄い色を重ねることでわずかな画面の調子を整えることは日常的である。
素人が観たら昨日も今日も同じ画面に見えるだろうが作家の目には昨日と今日は大いに違う。
それほど絵画という作品は微妙でかつデリケートなコントロールが必須の芸術なのだ。
絵を描いてきて絵の具の乾燥を待ちながら仕事を効率的に進めるという智恵を身につけた。
合理的でスピードだけを追求するのなら雰囲気で適当に描けばよいのだろうが、そういう作品に意味を見いだせない不器用な私は一日のわずかな積み重ねを自分に課してわずかな絵の具の重ね合いが調子を整えて行くという目を獲得してきた。

その観察眼は実社会での仕事にも活かされている。
大きな意味では、小さな困難を克服する効率的な手順の運用が差し迫った問題解決に活かされている。
実社会での仕事も作家生活での課題克服も相互にリンクしながら自分に揺るぎない決断力を獲得するために役立っていると言える。

今年のテーマは『壇』である。「だん」と読む。
人生には色々な壇に登らなくてはならない時がある。
卒業式、結婚式、表彰式そして最後は葬式だろう。
しかし、壇というのは、本来次の高みに登るための舞台装置でありわかりやすい象徴でもある。
壇に登れば責任が生じ正義を重んじ悪行を犯さないという決意を要求される。
その重圧に負ける人は本来壇に登ってはいけない人なのだ。

唐招提寺の戒壇は神々しく人を寄せ付けない威厳に満ちた世の中から隔絶された空間を形成している。
それを結界と表現し、高僧になるためには戒壇に登り授戒会で僧衣を授かる。

人生の中には高僧とまでは行かなくとも、ある高みに登る必要がある場合が幾度もある。
その壇を人生の中で気づくかどうかがその人の真の価値なのである。
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by kotendesky | 2008-06-21 04:13 | (七転八倒)制作記!
2008年 06月 08日

≪続≫キャンバスを貼る

土曜日は週に2回ほどのペースである当番制の自宅当直。
当番なので普通の日と同じく朝から出勤。
隣の学校で運動会をしていた。雨なので体育館に移っての開催だ。
病院の駐車場は満車だった。交通整理の職員が大勢出ていた。
ご苦労サンと思う。
こちらは運動会と関係なく病棟を回り検査をする。医師のほとんどが普段通り出勤していた。

昼に一時帰宅。
昼寝する。
夜は、じっとしていてもどうにもならないので、先週やりかけたキャンバスを貼る。
まず、新規に100号を貼り、傾けて貼るという方法を思いついたのでうまくいった。

キャンバスはフスマのようなものだから、長辺と短辺がある。
実際学生の頃は木枠が買えなくて解体中の木造家屋から障子の枠をもらってきて
補強して貼ったこともある(笑)。

大きなサイズだと自分の身長より長いので
これまでは台に乗り長辺を貼るのに苦労したが、下辺を床の机の脚に押し当て、
手前側に倒すとちょうどキャンバス面が上になるので表面がよく見える。
こうすると、微妙なシワが出たときに他の辺で貼りを調節できるので
極めて効率的である。
重いキャンバスを持ち上げる必要もない。

一回でぴんと張り、いい音がする。
つづいて先週の120号の鋲を抜いて二度貼りをする。
こちらも傾けて貼れば台に登らなくとも表面が見えるのでシワ無くきれいにはれた。
何より回転させるとき余計なチカラが入らなくなったので腕が疲れない。
キャンバスを貼るときは鋲の数だけ回転させなくてはならない。

3年目にして大型キャンバスがうまくはれるようになった。

今のところ、緊急の呼び出しはない。
病院が落ち着いていると言うことは何よりである。
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by kotendesky | 2008-06-08 00:38 | (七転八倒)制作記!