2007年 08月 11日
クールビズという言葉は信用ならない。 そもそもクールとビジネスという単語から、『涼しい格好でし・ご・と』という意味が導き出せるという神経が理解できないのだ。 クール(格好良い)なビジネス(契約など)だと普通の英語神経なら詐欺師か信用ならない契約相手でしょう。 しかも、国会が28度だからネクタイをはずせ、ネクタイをはずせばスーツを着ていても良いという安易な取り組みが『イイカゲン』な印象を与える。 それに加えてクールビズという造語を充てるのはいかにもコマーシャル分野以外の広告マンの発想レベルだ。 そういうヤツが選挙を単なるショウに引きずり降ろして人気投票に目くらましして、とにかく抵抗勢力だ刺客だとマスコミを活用して多数をとれば、いい加減な法律で国民の目を誤魔化せるという低級なスタンスで政治を操作してきた集団の行いなのだ。 フランスでは仕事をする上で、ノーネクタイでは一流の人間たちのするまともな行いではない。 どんなに暑い夏でも一流のサラリーマンはスーツにネクタイと相場が決まっている。 湿度の高い日本だからネクタイをはずして涼しく仕事をしようと言うのなら、日本のファッションの総力を挙げてノーネクタイでもおかしくないファッションを提唱するべきだ。そういう国際的にアピールする企画に1億円くらいなら税金を投入しても良いと思う。 カネを投入しないから政府が呼びかけたデザイン募集に適当なファッションしか登場しなかったのだよ。分かるかね。真剣なデザインコンペを実行しなけりゃどこのデパートもブランドもまともなアイディアを出すかいな。 インドネシア、ベトナムやフィリピンなど、ノーネクタイの略装、正装を採用している国は多いが、日本の『クールビズ族』は農協ツアーご一行様と大差ないだらしなさだ。それで閣議だ委員会だと真剣に議論している映像を見て、外国メディアは田舎者の日本人をことさら強調して写すだけだよ。 ちなみに、国会議員がだらしなく映るのは肩幅が狭いことと胸の筋肉を鍛えていないから貧相に見えるという基本を理解していないからだ。まずクールビズを言うのならスポーツクラブに通ってから言え。 暑いことを辛抱して、人前に出て、用事が済んだらしばしネクタイをゆるめて冷たいコーヒーで涼をとる若い営業マンの方がよほど仕事に真剣さが伺えるというものではないかね。 『もののふの採る道だ』という発言を聞いたが、武士たる者ネクタイなしでもののふなどという言葉を使うかいな。まるでふんどしに大小二本の脇差しをしているような滑稽さだ。 国会ではネクタイ着用。これがもののふの採るべき唯一の姿である。 働く者も、せめて通勤や人に会うときくらいはネクタイを付けるのが礼儀だと思う。
by kotendesky
| 2007-08-11 00:44
| 冗舌亭日乗
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