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2007年 03月 04日

第22回 北の日本画展(2)

3月3日までで終了(札幌時計台ギャラリー)
さて、つぎは企画展『北の息吹』である。A,B室に19作家22点が展示されている。
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袴田睦美さんの『悠』。
雪原にナナカマドが2本描かれている。落ち着いているが中景の雪を汚した方が良かったか。
もう一つは手前の樹の左側の下部は黒っぽさを少し薄くした方が良いように思えた。

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中野邦昭さん、『天の川』。
皺の状態も良いし、手前の大きな木も良い。天の川の主題がこれでよいのかどうかは私には分からないが、これ以上強調すると画面のバランスを崩すのだろう。空間処理は勉強になる。

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陳曦さん、『岬』。
積丹の神威岬を望む夏の情景だ。波打ち際の水の描き方も美しい。

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山本孝子さん、『季の音』。
手前の6羽のカモメが一様でないのは変化なのか統一感の欠如なのか微妙なところだ。離れてみると背後の山の形と統一性を持たせているようにも見える。
樽前山は基底色としてやや暗い色を用い、その上から白色をもう2層程度乗せるとグッと深まるだろう。

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富山真祐さん、『波の鼓動』。
波の描写は上手いと思うが少し堅く感じる。背後の水底が見える海の透明感が惜しい気がする。こういう部分は実景であって実は観念的な描写だから、透明な水の描き方は作家の考え方がストレートに出るものだ。太陽の南中頃の水底が見えるような海は水の透明感と砂石や海草をどのように省略しつつ描ききるのかに作家の考え方が出るものだと思う。



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by kotendesky | 2007-03-04 03:14 | ギャラリー放浪記


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