(ときどき)個展deスカイ!

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2007年 01月 14日

第13回みなもの会新春日本画展

筆者にとってこの数年は、この展覧会がその年のギャラリー放浪のはじめとなっている。
言わずと知れた中野邦昭さんの教室合同展。
というより、13回ともなるとそれぞれの作家が立派に個展を開ける実力が
あることがよく分かる。
セントラルスカイホール全室1月14日まで。
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正月らしく天井に届きそうな豪華な生け花も展示されている。天井は五メートル近くある。

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佐賀彩美さん『はるかぜⅡ』。
レンギョウの気品をコンパクトにまとめて表現している。背景のグレーと春の風に踊る花の黄色が
十分響きあって静謐でいて豪華な画面構成になっている。

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津田真知子さん『爽秋』。
背景の紙を揉んだおもしろさは良いがバルールがわずかに強く感じるのは筆者だけだろうか。対象の女性の表現はこの人独特の落ち着きがある。昨年の作品の肩から首へのつながりの解剖学的フォルムの課題が今年は克服されていた。

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鈴木恭子さん『秋桜』。
コスモスの描写の年季が感じられる秀作。

どの作品も、それぞれの段階での完成度は高い。
一つだけ気になったは、背景の造形にこだわりすぎて十分に対象を生かし切れていない惜しい作品もあったことである。そうはいっても多色を散りばめた独特の背景がこの会の特徴であることと、非常に難しい処理なので十分な完成度があることからほんの少しバルールを調整することで作品は一段も二段も格が上がることを考えれば来年の新春日本画展が楽しみである。
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by kotendesky | 2007-01-14 15:18 | ギャラリー放浪記


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