(ときどき)個展deスカイ!

kotendesky.exblog.jp
ブログトップ
2006年 11月 16日

紙支持体の話(2)

紙を油彩の支持体に用いてみようと思ったのは、顔料を用いて日本画調子の絵を描いてみようと思ったからだ。
このことは以前にも書いた。

しかし、最近は本気で紙を支持体に出来ないかという模索をしている。
理由は、筆者の肩の調子によるところが大きい。

以前、水泳をやりすぎて肩を痛めたことがある。たまたま研究室に来た整形の先生に相談したら腱板損傷の疑いがあるとのことで関節鏡で手術は出来ると聞いていたが、決断できずにいた。その先生はやる気満々だったが、筆者は「休めないしねえ」ということで躊躇していた。
しばらく水泳を緩やかにしていたら、痛みも取れたのでそのままになっていた。
やがて、ウェイトリフティングに転向し筋力が付いたためか、痛みは腰へと移って肩の調子はすこぶる良くなった。

しかし、この夏100号のキャンバスを張るのに非常に苦労したことと、その後一ヶ月以上左腕の腱鞘炎と原因不明の手関節から親指の強烈な痺れが続いたこともあり、将来を案じる心境になった。

このまま油彩は続けるが、100号のキャンバスを二階から下に降ろすのが出来なくなったら、油彩は不可能だ。
キャンバスは重い。しかも100号で難儀しているのだからこの先120号に移行すればさらに難渋することは目に見えている。

そこで、パネルに画用紙を水張りし、少し重量軽減が出来れば70歳になってもひょっとしたら100号以上の絵を描けるかも知れないと思うようになった。

キャンバスを力一杯張るのに比べれば、画用紙を水張りする方が肩に掛かる負担は相当少ない。

今現在、キャンバスは張れるが今後20年を予測して、今のうちに研究をしておくのはムダではないと考えるようになった。

描いてみると、絵の具ののびは非常に良い。つや消しの感じも気に入ったし、下地を工夫する余地もかなりあるように感じた。

来年の5月までに油彩で3点ほど描いてみようと思っている。
まだ、ジェッソとアクリル下地の結論は出ていないが、きちんと下地処理をすることで、紙でも保存性をある程度維持できるような気がする。
[PR]

by kotendesky | 2006-11-16 00:47 | (七転八倒)制作記!


<< カレンダー      紙支持体の話(1) >>