(ときどき)個展deスカイ!

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2006年 09月 09日

矢崎勝美展  9月9日まで 時計台ギャラリー

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国際的に活躍中の矢崎勝美さんによる、恒例の時計台ギャラリーでの個展です。
今回も、オフセット+セリグラフ+デカルコマニー+エアブラシによる混合技法のすべての作品が『COSMOS』と題する版画です。

数年前からオフセット印刷のケント紙と思われる紙にマーブリングを施しさらに薄い調子のセリグラフィーを乗せる複雑な手法を用いています。
てっきり、セリグラフィーはグラデーションの部分だと思っていましたが、グラデーション部分はオフのようです。
オフ刷りの用紙をバットに張った水に浸ける(マーブリング)という冒険を作家は端から見るといとも簡単に行ってしまいます。
最近はその上に(半)透明の繰り返しパターンのセリグラフィーのインクを乗せるようです。
セリグラフは、天才刷り師佐藤浩二さんによるものと言われております。
水張りをするのかと思っていましたが、そうではないようです。
これ以上は作家の秘密でしょうから詳しく書けませんし、詳細はお話しもしてくださいません。
『うう~ん、まあ…』という具合です。
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ただ、スタジオにはセリグラフまでの未完成の紙を何種類かの組み合わせであらかじめ並べて、作品の出来上がり具合を眺めるという段階はあるようです。
スタジオの広い床にパターンの紙を並べた所は壮観です。

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大作の他に中程度の大きさの作品もあります。
こちらは一枚単位で仕上げることが出来そうです。

今展の特徴は、銀河を縦断するような十字の構図が全体のイメージだと思いました。

昨年は、文字通りデカルコマニー(転写)も併用していましたが、今回は以前のような手法に戻りました。

会場の入り口には今秋であろうパリでの個展の案内がフランス語で掲示されていました。
ますます海外活動で活躍する矢崎COSMOSは休むことを知りません。
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by kotendesky | 2006-09-09 03:26 | ギャラリー放浪記


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