2006年 08月 23日

2枚目に着手

昨日(21日)二枚目に着手した。
何とか今月までに100号2枚の目処をつけたい。
9月に入ったら、来年の個展の取材もある。すべては年間スケジュールのなかで効率よく動かなければならない。

二枚目は冬の銭函海岸を主題にした。
昨年12月23日の取材だ。 初冬の誰もいない海水浴場の風景だ。夏はドリームビーチというが昔は大浜海水浴場と呼んでいた。
中学生の頃は5月から海に入り貝を掘って釣り針につけ水中で糸を持って当たりを待つという『つり』をした。魚の泳いで居る場所までこちらから行くのだから良く釣れた。もちろん学校の先生に叱られたことは言うまでもない。
懐かしい海岸である。高校生の時は大人に混じってモトクロスの練習をした。すべてに少年時代から青春の原点の場所である。

f0019379_02757100.jpg

まずは、デッサン。この段階で一日待つ。
山の様子が気に入らない。
私の風景画は、現場の取材を一度頭の中で抽象化して、実際の画面ではその抽象のモチーフを実景に還元して行くという手順を踏む。
そうすることで実景の猥雑さや不浄のものを濾過することが出来ると考えている。
色も、実景に忠実というわけではない。
スナップ写真と違う所は色や形、物の配置、明るさの強調や省略などを作者の意図する画面に統一することだ。
f0019379_028334.jpg

遠景の山を少し低く画面の広がりを意図した。また、少し説明的に稜線を詳細にしてみた。
大雑把に空の雲の配置を考えながら濃淡をつけてみる。同時に海になる部分を狭めてみた。
取材の日は曇りの夕方という悪条件だったが、2,3日前の快晴強風の空に戻す。
この段階では、マチエールにこだわらず、ひたすら色の調子を見て行く。
完成時は、最低でも三回は色を描くと同時にマチエールを施して行く。特に重厚さが必要な部分はローラーで0.1ミリくらいの色の層を10回以上繰り返す場合もある。
私の場合は、空間処理に課題があるためである。
[PR]

by kotendesky | 2006-08-23 00:24 | (七転八倒)制作記!


<< こんな新刊いかがでしょう?      千里の道程 >>