2006年 07月 28日
エスキースのために水性顔料と格闘中だ。 前にも書いたが、油彩用ピグメントとアクリル用メディウムを各種混合して、最適な組み合わせを模索している。 なぜこのようなことをするのかと言えば、アクリル絵の具ではもう一つ発色が意図に添わないからだ。 それと、絵肌の品位がアクリルでは今ひとつ不満だ。 それで、日本画用顔料を使用したいのだが、これは非常に高価だ。エスキースと割り切っているから安価な材料であることが条件だが、この点で油彩用顔料は、ひと瓶が約千円と手軽だ。 これにアクリルのメディウムを加えて紙の上に定着させる。乾くと顔料の粒子がマットになりすぎるのでグロスメディウムを薄く上乗せする。こうすると透明感が増す。 詳しく書くことはしないが、といって秘密にするほどのことでもない。まず、誰もまねしないだろう。こんなに苦労して発色を求める人はそうはいない。しかし、顔料と定着材(展色材)との関係と加える比率をとらえて行くことは油彩にも生きることだと信じている。 暑い夏である。こうしたことも夏を乗り切るために気分転換となる。来月の中旬から北海道は涼しくなるので本格的に制作に入るつもりだ。 さて、どんな作品が出来るでしょうか。
by kotendesky
| 2006-07-28 02:12
| (七転八倒)制作記!
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