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2012年 06月 16日

浅漬けのピクルス

毎年、7月後半から8月初めになるとニューヨーカーが楽しみにしているものに、新物のキュウリのピクルスがある。
この頃にしか、浅漬けが出て来ないところを見ると、季節限定商品なのだろう。

日本だとキュウリの浅漬けなどはずい分前から年中店先に並んでいるが、昔はやはり浅漬けは夏の物だったと記憶する。

ビジネスに目ざといニューヨークで、年中浅漬けピクルスがあればよく売れると思ったので何年間か気をつけて見ていたが、ずーっと季節商品のままである。

なんでもかんでも、便利さや一律の水準を目指して来たような日本人だが気がついてみれば季節感の薄い変化の乏しい国になってしまった。

店先に季節のものが並ぶと、一年の時間が把握できる。そのくりかえしが人間の時間・尺度というような感覚的な部分に微かな作用をするように思う。アメリカ人が、色々と自らを卑下したような時期があったが、気がつけば、やはり勝ち組に居続けているのは、適度な凡庸さで生きてきているからではないか。
最近日本の国会のニュースを見ていると、どういうわけかニューヨークのピクルスが出回る頃だなあと懐かしく思う。
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by kotendesky | 2012-06-16 00:16 | 冗舌亭日乗


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