2011年 03月 03日

昨今のアクリル絵の具の事情④

アクリル絵の具には、昨年(10年)リキテックスプレミアム絵の具が登場した。
これは基材であるメディウムの透明度が飛躍的に増したものだ。
すなわち水に溶いた状態でも乾燥後の色味がよくわかるというもののようだ。
随時プレミアムのメディウムを揃えるとのことだ。

じつは、アクリル絵の具の最大の欠点がこの色味のくすんだ状態すなわち白っぽい鹸濁状態と
乾燥後のギャップが大きいことだったのだ。
油彩でも水彩でも作家は白っぽい絵の具で経験から色味を調節して乾燥後を想像しながら描くが
アクリルは特にそのギャップが大きいのだ。その辺の改良を最近になって行った。

作家の事情から言うと乾燥をもっと遅くしてほしいが、その辺は乾燥を遅らせるメディウムで
勘弁してくれといっているようなので仕方がないが、日本画的な描き方で微妙な薄塗りを何層も
重ねるときは、透明な基材だとうれしいなあと思う。
早くプレミアムのメディウムを揃えてほしいものだと思う。

最近の絵であれば、佐藤武さんの絵のようにグロッシーな絵肌の繊細な表現に適した絵の具が現れたと言えるのではないだろうか。
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by kotendesky | 2011-03-03 00:07 | (七転八倒)制作記!


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