2011年 02月 02日
道展評で吉崎元章さん(美術評論家・芸森美術館副館長)が西村司さんを取り上げている。 『絵画では、入念に練り込まれた構図の作品が多いなかで、あえて無作為なスナップ写真風に人物を配置した吉川聡子 や 西村司 の作品が新鮮であり、日常と結びついた現代的な感覚を感じさせた。また、協会賞受賞の 前田健浩の歪んだ時空間内の交差点、上田とも子 の盛り上がった色面をパッチワーク的につなげた札幌駅前の光景には、自らが生きる社会への眼差しがある。』 (筆者註:西村さん以外は日本画作家) 西村さんは札幌東高では筆者の後輩である。旧校舎で学んだことも共通する。不思議なことに美術部に入らなかったことも同じでその後西村さんは教育大札幌校特美に進んだ。現在は中学校で美術を教えている。 一線展では2010年に会員に推挙された。 吉崎さんの書くとおり西村さんの作品はひと目見て、すでに会員クラスの水準であり現代的な切り口だ。 都会的なセンスがありスマートな気分を振りまいている。その眼差しはあたたかく日常を何気なく活写したうえに生きるという人間の豊かさを感じさせる。 こういう作品にスポットを当ててくれた展評は出品者にとってとてもうれしいことだ。 道展 図版は新道展会員 湯浅工さんのサイトから拝借しました。
by kotendesky
| 2011-02-02 23:15
| 冗舌亭日乗
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