2009年 03月 08日

早春のオリオン

f0019379_13413358.jpg


「こころ」は理解しても
まだ、からだが受け入れていない。

朝、いつものように起きてももう散歩の主役は居ない。
それでも、朝の冷気を感じるために外へ出る。
正面の手稲山に向かって深呼吸。今度は海の方に向かってもうひとつ深呼吸。
軽い咳き込みと首筋の堅さをほぐす。
いつもは片手がふさがっているが、この一週間は両手が自由だ。
大きくラジオ体操のまねをしてみる。
本当は片手ずつ前回しをしたいのに、今は両方の腕を回すことが出来る。
いつものコースをいつもの速度でひと周りする。
次第に脳が活動を始めて、一日を迎える体制が出来る。

いつもの習慣。いつからかを思い出せないほど長い間慣れ親しんだ動作。
そのすべてに特別の家族が居て、黙って差し出す手に深い毛並みの確かな触覚。
何もかもが普通にあったことの大切さを
いま、実感している。

ちーこ。15年と1ヶ月。
我が家に生まれ、我が家で旅立つ。
2009年3月3日。午前7時5分。

『もうすぐ春だよ。』
夜の散歩はすでにオリオンが西に傾いている。
[PR]

by kotendesky | 2009-03-08 14:01 | 冗舌亭日乗


<< 受験生の頃      2009年中川昭一事件 >>