2009年 02月 17日

2009年中川昭一事件

この事件は大きく三つの要素に分けて考えられる。

ひとつは、G7のような会議後に行われる記者会見は、
国際的なアピール、セレモニーだという点だ。
日本の財政担当首脳がどのように行動するかということを
日本国民と世界にどのように伝えるかと言う意味を理解しているか
ということだ。
記者が答えが分かっている質問をすることと首脳が発する内容は
内容がかなりわかりきっている場合でも行うことに意義がある。
通常のぶら下がり取材と同じような感覚で中川氏が応じたことが
すでに、役割を『分かっていない』ということが問題なのだ。

二つ目には、広い意味で薬物依存だということを認めたことだ。
巷間伝えられていることはどうやらアルコール依存にも近い状態らしい
ということも大きな問題だ。
主要国の首脳が強靱な精神力と体力を要求されることは当然で
ふつうは、個人の事情はトップシークレットだ。
自ら公表したことと、かなり有力な酒乱証言とが報道されて政治生命を
失うと言うことを分かっていない。

三つ目は海外メディアの伝え方である。
従来日本のような主要国の閣僚の言動は欧米の主要メディアは
他の国とは違う慎重な扱いをすることは不文律である。
今回は内容がお粗末だけに遠慮のない報道の仕方だ。
例を出して申し訳ないが、台湾の乱闘国会やアフリカ諸国の閣僚の
言動を見下したような報道の仕方を日本に適用されてしまった。
日本の閣僚がこのような扱いを受けたことに、日本政府国民は
危機感を持たなくてはならない。
GDPが二けたのマイナスとなったことは、日本国内で製造する高規格製品が
売れないことを示している。
つまり、中国や台湾の下請け製造する品物が売れなくなることとは
意味が違うのである。
日本が一段下げられた国家の扱いを受け始めた。
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by kotendesky | 2009-02-17 23:51 | 冗舌亭日乗


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